Liga Española
jornada 2

苦しみながらもアドリアーノ弾+聖バルデスで辛勝。

Malaga FC Barcelona
0 1
25 de Agosto - Dom 21:00 h
La Rosaleda
: 30,500
Goles
  Adriano (44)
Titular
Caballero 【7】 Valdes
Jesus Gamez 【7】 Adriano
Sergio Sanchez 【6】 Pique
Angeleri 【6】 Mascherano
Antunes 【5】 Jordi Alba
Fabrice 【5】 Song
Tissone 【5】 Xavi
Camacho 【5】 Iniesta
Darder 【7】 Cesc
Pawlowski 【6】 Alexis
Santa Cruz 【5】 Pedro
Cambios
Pawlowski→ Eliseu (63) Adriano→ 【6】 Alves (46)
Fabrice→ Morales (76) Pedro→ 【7】 Neymar (63)
Camacho→ Sebastian Fernandez (76) Iniesta→ 【5】 Sergi Roberto (82)
Entrenadores
Bernd Schuster 【6】 Gerardo Martino
Tarjetas
Jesus Gamez (56) Alexis (62)
Sergio Sanchez (60) Alves (83)
Darder (72)  
Arbitro
Mateu Lahoz (valenciano) 【4】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 3 3 Tarjetas Amarillas 2 2 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
3 4 7 Tiros a puerta 13 8 5
1 2 3 Ocasiones de Gol 5 2 3
2 0 2 Corners 11 5 6
1 0 1 Fueras de juegos 2 1 1
3 11 14 Faltas 12 8 4
24%   28% Posesion del Balon 72%   76%
Formacion

プジョルとメッシが負傷欠場。モントーヤが招集外。ジョナタンはスタンド観戦。ネイマール、ピント、バルトラ、ブスケツ、テージョ、アルベス、セルジ・ロベルトがベンチスタート。スーペルコパを意識し、若干の入れ替えあり。アドリアーノ、ソングが先発となった。

交代の一人目は先制点のアドリアーノからアルベス。太ももに違和感のため大事をとってベンチへ。二人目はペドロからネイマール。最後はイニエスタを下げてセルジ・ロベルトが登場。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Adriano (44)
Reporte

リーガにおける今シーズン初のアウェイゲームとなったマラガ戦。まばゆい内容とはならず、課題が改めて示された試合だったが、苦労しつつもきっちり勝点3を積み上げられたのは良い事だ。殊勲は前半終了間際にゴラッソを決め、かつ太ももを痛めたアドリアーノ。

ネイマール、三度ベンチスタート

右太もものトラブル(筋肉内血腫)から回復するため、メッシがバルセロナに居残ったバルサ。公式戦3戦目にしてついにネイマールの先発か、とも予想されたが、ヘラルド・マルティーノ監督は今回もまた後半からの起用を選択している。その他、アルベスとブスケツを先発から外し、アドリアーノとソングを用いるローテーションを採用。レオの代役はセスクが務めた。

対するマラガのシュスター監督は4日前のシメオネと同様に、ダルデル、カマーチョ、ティッソーネを3人並べる“トリボッテ”で中央のスペースを封じてきた。その両側にパウロフスキとファブリセ、前線にサンタ・クルスを置き、カウンターでバルサゴールを目指す作戦だ。

奥行きに欠ける攻撃

バルセロナの攻撃を先導したのは偽9番のファブレガスで、チームメイトたちをアシストすべく、せっせとパスを分配していた。立ち上がりこそマラガが優勢の場面もあったが、ホームチームは徐々に自陣でのプレーが多くなり、タタチームのボール支配率は常に7割強。しかしながら横から縦へと切り替える動き、それにスピードも不足していたことで、バルサは決定的なチャンスはなかなか作り出せずにいた。チャビとイニエスタによるインテリオールは、今のところかつてのように機能せず。パスミスも多く、ティキタカできない一因となっている。

メッシ不在により、ドリブルのアクセントもほぼ皆無。その点でもネイマールを先発させてほしくなる。アレクシスはとっても張り切っているのだが、右サイドで孤軍奮闘となるケースが多数。左のペドロも脅威とはなれず、両エストレーモに裏へ走らせるお膳立てが十分ではなかった。

アドリアーノのゴラッソを除けば、前半最大のチャンスは36分。イニエスタからのフィードに反応しオフサイドを突破したセスクが頭で落とし、アレクシスがダイビングヘッドでねじ込もうとした場面だが、GKカバジェロが立ちはだかって得点には至っていない。その後のコーナーキックからのピケのヘッドもカバジェロの真正面。この試合ではポルテーロの守備範囲にばかりシュートが飛んでいた。

アドリアーノ先制、そして負傷

そしてハーフタイム目前の44分、突如として先制点が訪れる。エリア外からのアドリアーノの中距離左足ロスカがゴール左隅に決まって0-1!左右両足でこの手のゴラッソが決められるアドリアーノには、いつも思わぬところで助けられる。あとは負傷体質さえ改善されればいいのだが・・・ この試合でも彼は右太ももに違和感が生じ、大事をとってハーフタイムで交代となった(ダニ・アルベスがピッチへ)。

ネイマール登場

後半も代わらずボールを支配し、内容も向上していたバルセロナは57分、惜しいチャンスを手にしている。チャビのフリーキックを頭で逸らそうとしたピケが、ヘディングには失敗しつつも背中シュート“エスパルディーニャ”を炸裂させ、クロスバーを弾いたのだ。もし決まっていたら、ある種の語り草になっていたのに勿体ない。

後半が始まるやウォームアップを始め、ラ・ロサレダの観客から指笛を鳴らされていたネイマールが登場となったのは63分のことだ。その使命は2点目のゴールを奪い、試合を決着させること。実際、ライン間隔の伸びたバルサはカウンターからドタバタする場面が増えてきており、67分にはサンタ・クルスの突破からファブリセのポスト直撃弾がゴールを強襲。これがもし決まっていたら、試合は分からなかった。

さてそのネイマールだが、切れ味鋭いドリブルによって好位置でのフリーキックを得ると、新人にもかかわらずキッカーも担当。これまた鋭いシュートでカバジェロを脅かしている。プレーでの貢献度からしても、先発起用は時間の問題だろう。

バルセロニスタが冷や汗をかいたのは、試合もいよいよアディショナルタイムという90分のことだ。セバスティアンの至近距離ヘッドをバルデスが身体を張ってブロックし、こぼれ球を得たティッソーネのシュートもがっちりキャッチによって辛うじて難を逃れた場面。このあたり、今のタタチームには運も味方している。引き分けでも文句の言えない試合で、勝点3を得られたのは大きい。

試合終了後のマルティーノ監督のコメントはこちら