Supercopa de España
vuelta

最初の30分が酷かった。

Real Madrid FC Barcelona
2 1
29 de Agosto - Mie 22:30 h
Santiago Bernabeu
: 83,000
Goles
Higuain (10)  
Cristiano (18)  
  Messi (44)
Titular
Casillas 【7】 Valdes
Arbeloa 【3】 Adriano
Pepe 【4】 Pique
Ramos 【4】 Mascherano
Marcelo 【5】 Jordi Alba
Khedira 【4】 Busquets
Xabi Alonso 【5】 Xavi
Di Maria 【5】 Iniesta
Ozil 【6】 Messi
Cristiano 【4】 Alexis
Higuain 【5】 Pedro
Cambios
Di Maria→ Callejon (78) Alexis→【6】 Montoya (31)
Higuain→ Benzema (81) Busquets→【6】 Song (75)
Ozil→ Modric (83) Pedro→【5】 Tello (80)
Entrenadores
Jose Mourinho 【5】 Tito Vilanova
Tarjetas
Pepe (20) Mascherano (13)
Arbeloa (37) Adriano (28TR)
Khedira (62) Pique (50)
Xabi Alonso (72)  
Arbitro
Mateu Lahoz (valenciano) 【6】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 2 4 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 1 0 1
11 7 18 Tiros a puerta 10 8 2
5 3 8 Ocasiones de Gol 4 3 1
1 1 2 Corners 6 4 2
2 1 3 Fueras de juegos 0 0 0
6 10 16 Faltas 8 4 4
45%   46% Posesion del Balon 54%   55%
Formacion

セスク、ビジャ、ピント、バルトラ、モントーヤ、ソング、テージョがベンチスタート。試合前のアップ中にアルベスに軽い違和感があったため、大事をとって欠場となった。頬骨骨折のプジョルはスタンド観戦。ダニの代わりはアドリアーノ。左ラテラルにジョルディ・アルバ。前線では好調ペドロが先発。

アルベスの欠場は大きく、アドリアーノが前半中に一発退場で10人に。一時的に3バックで凌ぎ、アレクシスに代わってモントーヤが入った。後半から並びは4-4-1風。ふたりめは残り15分、疲れたブスケツに代えてバルサデビューとなるソング。三人目はペドロを下げてテージョ。最後はピケが前に出てのパワープレーとなり、ソングが最終ラインに入っていた。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Higuain (10)  
Cristiano (18)  
  Messi (44)
Reporte

どんな勝負であろうとも、クラシコで負けるのはやはり悔しすぎることを再確認した試合。この時期で良かったね、と8〜9ヶ月後に言ってることを願う。

カンプノウでのイダを3-2で勝利し、ベルナベウでのブエルタに"引き分け以上ならタイトル獲得、3点以上奪えば1点差で負けてもOK"という状況で臨んだティトバルサ。過去の前例からしても有利な立場にあったのだが、手負いのモウチームは事を簡単に運ばせてはくれなかった。

アルベス欠場

バルサはキックオフ前、ひとつの試練を突きつけられている。先発予定だったダニ・アルベスがウォームアップ中に太ももに違和感を覚え、大事をとって欠場することになったのだ。急きょアドリアーノが右ラテラルに入り、ジョルディ・アルバが左ラテラルに起用された。

立ち上がりは大抵フワッとしているバルサに対し、モウチームは激しくプレスを仕掛けてきた。それはまあ大いに予想のついたことなのだが、痛かったのはダニの不在だ。ただでさえ最初はフワッとしているのに、アルベスがいなかったことがおそらく影響し、中盤からの圧力がかからない。結果ボールを簡単に奪われてはカウンターを食らい、スペースを突かれてはドタバタの連続だった。プジョルがいればなんとかなったかもしれないが、頼りのカピタンも頬骨が折れてスタンド観戦。

エラーで2点献上

公式戦でここまで3試合勝ちなしのマドリーは、ゴールに飢えていた。萎びている白組を期待していたが、前日にティトが警告したとおりに、彼らはより危険になっていた。6分のイグアイン弾はバルデスが足でなんとかブロックしたものの、その4分後にはぺぺからのロングボールをクリアしようとしたマスチェラーノが空振り。独走でビクトルと1対1になったイグアインに、あっさりとシュートを蹴り込まれている。ヘフェシートは13分に強引なタックルでカードを受けており、平常心でなかったことがうかがえる。

バルサ守備陣のうっかりプレーはさらに続いた。18分、今度はクリスティアノへとロングボールが送り込まれ、ポルトガルの色男はスコーピオン的ヒールでWAKA旦那のマークを簡単に突破。ピケはそのままマークを外してゴールライン上での守りについたが、バルデスと1対1になったCR7は力いっぱいのシュートを蹴り込み、勢いでゴールネットを揺らしている。打った本人も、入っちゃいましたね、というようなゴールだ。

21分にも同じようなプレーでイグアインにチャンスを作られるも、これはバルデスが気合で防いで3点目とはさせず。しかしカウンターへの対応のまずさは変わることなく、27分には抜かれたクリスティアノを両手で抱え込んで倒したアドリアーノが、異論の余地のない赤紙で一発退場。バルサはさらに苦しい状況に追い込まれることになる。

希望をつないだメッシゴール

プレー時間を60分以上残し、10人でプレーすることになったバルサ。ティトはここでアレクシスを下げ、モントーヤをピッチに送り込んでいる。32分のイグアインの決定機は、マスチェラーノが間一髪で阻止してホッとひと息。バルサがようやく落ち着いてきたのは36分のモントーヤによる初シュート(なんてこと!)あたりからで、ハーフタイム目前の44分、メッシの中距離のフリーキック(壁を巻くゴラッソ)がゴール左に突き刺さったのは、シュートが見事だったとはいえ、むしろ幸運だったといっていい。得点の匂いなど、それまで皆無のバルサだった。

後半盛り返すも、あと1点届かず

後半に入ると、試合のパノラマは変化した。クラックの個人技によって1点返したバルサは、あと1点奪えばタイトルを自分たちのものに出来る。対するマドリーは主導権をティトチームに渡し、引いて守ってからのカウンター狙いに徹してきた。ボールは回せるがチャンスは作れないバルサが、これは決定的だという場面を作ったのは60分のことだ。クラシコを得意とするペドロがロングパスからライン裏へと抜け出し、1対1からをシュートを放つも聖イケルがこれをブロック。ペドリートはその5分後にも単独突破からマドリゴールを襲ったが、カシージャスが再び立ちはだかっている。

ここからしばらくは、両チームにチャンスがあるという時間帯。そして残り15分となったあたりから、モウチームは再びゴール前の鍵かけにかかっている。イグアインやクリスティアノ、モドリッチらにチャンスはあったが、基本は鍵かけだ。

逃げ切りを狙うマドリーに、バルサは幾つかの惜しいチャンスを作り出している。しかしメッシからの縦パスに抜け出たジョルディ・アルバのチャンス(75分)も、1対1となったモントーヤのシュート(91分)も、ソング(祝バルサデビュー)のアシストを受けたメッシのシュート(91分)も、もうちょっとのところで同点ゴールとはならず。10人でよくリアクションしたといえるが、いかんせんプレゼントしたものが大きすぎた。

ということでイダでのバルデスの失敗を含め、エラーによってタイトルを失ったバルサ。守備面での課題は明らかなので、ここからはテクニコたちの修正能力が試されることになる。シーズンの最初に問題が出ておいて良かったね、ということになれば好い。