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Copa del Rey 1/8 Final : Vuelta

主力の大半を温存しつつ、アトレチコを逆転で押し退けた。

FCBarcelona Atletico Madrid
2 1
14 de Enero - Mie 22:00 h.
Camp Nou : 46,482
Pinto 【5】 【5】 Coupet
Alves 【8】 【5】 Antonio Lopez
Caceres 【5】 【5】 Pablo
Marquez 【7】 【4】 Perea
Sylvinho 【6】 【4】 Pernia
Toure 【7】 【5】 Camacho
Busquets 【7】 【5】 Ever Banega
Gudjohnsen 【7】 【6】 Raul Garcia
Hleb 【6】 【5】 Simao
Iniesta 【8】 【6】 Sinama Pongolle
Bojan 【7】 【4】 Kun Aguero
Cambios
Marquez→Puyol 【6】(65) Camacho→【5】 Luis Garcia(46)
Hleb→Messi 【6】(71) Kun Aguero→【5】 De las Cuevas(72)
Alves→Abidal 【sc】(84)  
Entrenadores
Pep Guardiola 【6】 【5】 Javier Aguirre
Tarjetas
Toure (63) Raul Garcia (24)
  Camacho (35)
  Perea (78)
   
Arbitro
Mejuto Gonzalez (asturiano)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 3 1 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
    14 Tiros a puerta 7    
    6 Ocasiones de Gol 3    
    3 Corners 5    
    3 Fueras de juegos 3    
    19 Faltas 16    
% 62% Posesion del Balon 38% %
Formacion
またまた大幅ローテーション採用。週末のオサスナ戦からは9人が入れ替わっている。最初の交代は、マルケスを下げてプジョル。同じ位置での交代。続いて、フレブに替えてメッシ投入。こちらも基本的に、同じ位置同士。最後は、アルベスを下げてアビダル。プジョルとカセレスが右に移動した模様。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Sinama Pongolle (23)
Bojan (28)  
Gudjohnsen (75)  
   
   
Reporte

 

誰が出場しても強いバルサ。意地を見せたいアトレチコを、いなして勝利している。

この日もペップ・グアルディオラは、大胆なローテーションを採用してきた。週末のリーガ戦から、先発を9人入れ替えてきたのだ。バルデス、チャビ、ピケ、エトー、アンリらはスタンド観戦。プジョル、メッシ、アビダル、ケイタらがベンチから試合を見つめた。昨年までなら、正直少し物足りないメンバーである。

実際、ゲーム序盤のバルサのプレーは、凍える空気と同じように寒かった。アトレチコは最初のうちは警戒し、抑え気味にきていたのだが、バルサが出てこないのを確認すると、徐々に元気を出したようだ。6分、バルサのゴールが無効となったのも、彼らには救いだった。アルベスのフリーキックをブスケスが頭で合わせるも、これはGKクペが好セーブ、そのこぼれ球をマルケスが押し込んだのだが、主審メフト・ゴンサレスはマルケスの位置をオフサイドと判定した。

なんだかんだでバルサはボールを支配し、チャンスもそれなりに作り出してはいたのだが、アトレチコの最初の決定機で失点をしてしまうのは、ここ最近のよくない流れ。23分、シマオのフリーキックへの対応をピントが誤ったところを、シナマ・ポンゴレにヘッドで決められてしまうのである。

もしあと1点奪われたら、ややこしいことになりかねない。そんな空気がスタジアムに漂ったその5分後、再びクレに活気をもたらしたのは、ボージャン・ケルキックだった。左のシルビーニョからのクロスを、ペナルティスポット付近からドフリーでヘディングシュート!これがズドンと決まってしまうのだから、やるじゃありませんか。リーガでは無得点だが、チャンピオンズとコパで計5得点。出番をもらえれば、役目を果たしてくれる。

これで、チームに平常心は戻った。しかしただひとり、ナーバスになってしまっていたのがカセレスだった。気負いすぎていたのだろう、短い時間に2回、シマオとアグエロに決定的なボールを渡してしまったカセレス。アグエロはボールコントロールに失敗、シマオはあわやゴールとなるシュートを放ったものの、マルケスが辛うじてラインギリギリでクリアに成功。ともに事なきを得ている。

 

前半はその後、43分と45分にアルベスが2度、シュートとフリーキックで見せ場を作り、終了した。そして後半も、バルサペースでスタート。とはいえ、3点奪われねば問題のないゲームなので、全体としての気合の入り具合は、それほどでもなかった。アトレチコはそこをどうにか突いていきたいところだが、これといった決定的な場面を作り出せない。これといった盛り上がりもなく、後半はじりじりと時計が進んでいった。

勝負の行く末は72分、アグエロが負傷交代した時点で事実上決したといえる。その直前、ペップはフレブに替えてメッシをピッチに送り出している。

そんな中、違いを見せてくれたのはイニエスタだった。75分、左サイドから、巧みな突破で守備陣を抜き去り、セルジ・ブスケスにこれぞ、というパスを供給。残念ながら彼のシュートはGKクペのセーブによって阻まれるのだが、その次のグジョンセンのシュートには、さすがにどうすることも出来なかった。2-1。完全なるダメ押し点だった。

あまりパッとしないバルサだっただけに、上手くやればアトレチコにもチャンスはあったかもしれない。けれども彼らは、その機会を活かせなかった。結局のところ、ビセンテ・カルデロンの1-3でコルチョネロたちも意気消沈していたのだろう。いえるのは、2戦を通じてバルサが相手を明らかに上回っていたこと。さあ、次はエスパニョールが待っている。1/4ファイナル第1戦は、1週間後にモンジュイックにて。ハードな日程だが、楽しいゲームになることを期待したい。