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Copa del Rey 1/8 Final : ida

サビオラの2ゴールで、1/4ファイナルはほぼ確定。

 

Alaves FCBarcelona
0 2
Mendizorroza:6,027
Ardouin 【5】 【6】 Jorquera
Uranga 【4】 【5】 Belletti
Gaspar 【4】

【6】 Marquez

Palo Casar 【5】 【6】 Puyol
Coromina 【4】 【5】 Sylvinho
Carpintero 【4】 【5】 Edmilson
Lacen 【4】 【6】 Xavi
De Lucas 【5】 【6】 Iniesta
Aloisi 【5】 【6】 Giuly
Gabri 【5】 【5】 Ezquerro
Arthiro 【5】 【7】 Saviola
Cambios
Carpintero→Elton 【5】(52) Giuly→【5】 Gio(58)
Uranga→Angel 【5】(64) Ezquerro→【5】 Gudjohnsen(71)
Arthuro→Ogbeche 【4】(69) Edmilson→【5】 Motta(78)
Entrenadores
Fabri Gonzalez 【4】 【5】 Frank Rijkaard
Tarjetas
Coromina (5)  
Coromina (76)  
   
   
   
Arbitro
Teixeira Vitienes (Cantabro)
名前の次の数字はスポルト評価:平均点【5】(監督・審判はムンド)
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 1 2 Tarjetas Amarillas 0 0 0
0 1 1 Tarjetas Rojas 0 0 0
4 2 6 Tiros a puerta 19 10 9
      Ocasiones de Gol      
      Corners      
      Fueras de juegos      
6 6 12 Faltas 13 6 7
% 30% Posesion del Balon 70% %
Formacion
Titular Final
ロニーとデコは、居残り練習。エスケーロとサビオラが先発になっている。後半、ジュリに替えてジオが入り、イニエスタが前線へ。その他の交代は同じポジション同士だが、グジョンセンは中央よりだと思われる(映像未確認)。
先発 終了時
Goles
  Saviola (57)
  Saviola (80)
   
   
Reporte

 

ミラクル狙いのアラベスに、実力で完勝。

このバルサ戦を前に、政治的大混乱に陥っていたアラベス。強権会長ピテルマンに対する反対行動(観戦ボイコット)により、メンディソローサの観客席は、なんと6,027人という少なさ。しかもその大半が、ピテルマンへ異議を唱えに来た人たちという悲しい事実。バルサは大抵、どこのスタジアムでも"アンチ"を含め、大入りのスタンドを前にプレーする。バルサ戦でガラガラというのは、珍しい光景だ。この試合を楽しみにしていたアラベスファンは、お気の毒。

アラベスの狙いは、ゴール前で引いて守っての、一発カウンター。あわよくば1-0で、せめて0-0で乗り切ろうという作戦である。エリア前に2列の守備陣系をしき、積極的な攻撃は仕掛けない。当然ゴール前は密集するので、バルサは横パスを回してスペースを探っていくことになる。ただし相手がプレスを仕掛けてこなかったので、展開は楽に行えた。

バルサの主な攻撃パターンは、ヘタフェ戦と同じく、守備ラインからのロングボール。そして右サイドのジュリだった。エスケーロは今度こそと精力的に動き、ロングボールを活用していたのだが、ゴール運には恵まれず。同じく、ほぼ好きなように右サイドで暴れていたジュリにも運がなく、得点にはいたっていない。パスの展開にもっとスピードがあれば、さらに楽に勝負を決められただろうが、その点ではまだレベルには達していない年明けバルサだ。

この試合の一番のニュースは、チャンスを得たサビオラが、それを活かせたということ。常に攻撃の中心として動き回り、守備ラインの裏を取ろうとしていたコネッホ。ポストとしても機能し、MVPの活躍を見せる。その褒美が、2つのゴール。57分にはジュリとのワンツーにより、エリア内から右足の強烈なシュート。80分にはチャビの右コーナーをマルケスが頭でそらしたボールを、同じくヘッドで押し込んだ。

零封こそが望みの綱だったアラベスにとって、バルサに先制点を奪われたことは勝負がついたことを意味する。同点に追いつける可能性はないに等しく、観客席の関心はそれ以降、ピテルマンへの抗議行動へとシフトしていくことになった。パルコに向け、投げつけられるブーイングの雨。

というわけで、バルサはエネルギーを浪費することなく、アラベスを下した。来週のカンプノウでの第2戦は、いわゆる消化試合となる。